水回りの不具合というのは人が生活する上で非常に困るものですよね。
特にトイレはとても重要なもので、そこで水漏れが起きてしまうと生活にとても大きく支障をきたしてしまうと思います。
トイレの水漏れにも様々なケースがあり、水漏れする場所もいろいろ。
ここでは、トイレの水漏れの症状や原因、さらに水漏れへの対策方法などについてまとめていきます。
トイレで水漏れが発生した場合、その原因と症状は様々です。
どのような症状が起こっているのかを正確に確認することで原因の特定につながります。
トイレで水漏れが発生しても慌てずに、どこから水が漏れているのかを確認することが重要です。
まずは、トイレで水漏れが起こっている時に見られる症状を見ていきましょう。
水が漏れるという症状は、トイレの水漏れの症状として最も一般的でわかりやすいなものです。
例えば、便器のひび割れた箇所から水が漏れている場合や、団地やマンションなどのトイレで水を流す時に、縦排水管から水が漏れている場合など、問題がある箇所から直接水が漏れている場合のことで、一目瞭然の症状でもあります。
目で見て水漏れが確認できない際には、床が濡れているかどうかで判断できます。
雑巾やモップでの水拭きなどを行なっていないのにもかかわらず、床が濡れているという場合には、水漏れの可能性を疑いましょう。
トイレを使ってしばらく経っても、タンク内でちょろちょろと水の音がする場合も、水漏れを疑うべき症状です。
便器の水を流してしばらく経っても便器内の水が揺れている場合は、便器内にタンクの水が常に漏れている状態だと考えるべきでしょう。
湿気もないのにパイプが湿っている、あるいはパイプの接続部分が濡れている、パイプの下の床が濡れているなどの場合は、パイプあるいはパイプの接続部分から水漏れしている可能性が高いです。
トイレの給水管に止水栓がついている場合はそこから水漏れすることがあります。
トイレの止水栓にはハンドル型と溝型があり、どちらの中にも隙間からの水漏れを防止するゴムパッキンが入っています。
水漏れの原因がこのゴムパッキンの劣化であれば、新しいものに交換すれば解決するはずです。
トイレの便器は基本的に丈夫な陶器でできており、劣化しにくいのが特徴です。
しかし、硬い物をぶつけるなどの強い衝撃を与えるとひびが入ってしまうことがあります。
この便器内にできたひびが原因で水漏れが発生することもあります。
ウォシュレット(温水便座またはシャワートイレ)から水漏れが発生する場合もあります。
原因としてあげられるのはウォシュレットノズルの故障、給水ホースとの接続部分の緩み、パッキンの劣化、給水フィルターの目詰まりなどです。
給水フィルターは分解することができるので、歯ブラシなどを使って定期的に掃除をすることをおすすめします。
便器から水漏れしているわけではないのに、便器と床の接続部分から水が染み出している場合は、床下配管か便器接地面からの水漏れが発生している可能性があります。
床下配管からの水漏れの場合は専門業者に依頼して、床材を剥がしてもらい漏水調査や配管修理をする必要があります。
便器接地面からの水漏れかどうか調べるには、便器に墨汁を垂らしてみましょう。
便器と床の間から黒い水が出てくれば便器接地面が水漏れの原因であることがわかります。
便器接地面からの水漏れはカビの発生や床材の腐食などを引き起こすので、早急に業者に連絡しましょう。
前述のようなトイレの水漏れが起きてしまう原因とは、一体どのようなものがあるのでしょうか。
ここで詳しく見ていきましょう。
トイレを長い年数に渡って使用していると、排水管を接続するパッキンやナット部分、またはゴムホースなどが劣化し、水漏れが起きてしまう可能性があります。
トイレのこれらの部品はあくまで消耗品であり、長い年数使用し続けると破損してしまうということは、知っておいた方が良いでしょう。
もし、給水管パイプと分岐水栓またはウォシュレット給水ホースとのつなぎ目のナットから水漏れしているのであれば、レンチなどを用いてナットを締め直すことで水漏れが解決する場合があります。
しかし、ナットが空回りする、締めても水漏れが直らないなどの症状がある場合、ナットもしくはパイプが破損している可能性があります。
ナットの不具合の場合は新しいものを用意して自分で交換作業をすることも可能ですが、給水管やパイプの交換は水道業者に修理を依頼する必要があります。
トイレのタンクはロータンクと呼ばれ、タンク内には水が溜まっています。
このタンクの中には便器に水を流し、止めるための部品であるボールタップと浮き球が設置されています。
タンク内の水位が上昇・下降するのに伴って浮き球が上下すると、ボールタップの止水弁を開閉して水を流すまたは止水することができるといった仕組みです。
タンクの中から水漏れの音がする場合は、これらの部品に不具合がある可能性が高いでしょう。
不具合箇所を確認するには、浮き球を持ち上げて水漏れが止まるか見てください。
水が止まらない場合は、ボールタップの止水弁に不具合があります。
また、浮き球が一時的に不具合を起こしていることもあるので、そういう場合は浮き球を水面に浮かせるように設置してみてください。
浮き球の破損がある場合は交換が必要になります。
タンク内にあるオーバーフロー管の不具合で、水を排出できなくなってしまうことがあります。
この場合は、トイレタンクの蓋部分から水が溢れ出てしまう可能性が考えられます。
陶器製であるトイレというのは、力や衝撃が加わることによってひび割れを起こしてしまう可能性があります。
そして、そのひび割れした部分から水漏れしてしまう場合があるのです。
ひび割れのあるトイレは強度も落ちてしまうため、すぐに対処することが必要でしょう。
ひび割れを放置してしまうと時間の経過と共にひびが広がって水漏れの原因になってしまいます。
便器のひび割れは安全性を考慮して便器ごと取り替えになることがほとんどです。
防水パテやコーキングを使ってひびを自分で補修することも不可能ではありませんが、メーカーはこの方法を推奨していないので自己責任になってしまいます。
できる限り水道業者に依頼して便器ごと取り替えた方が、便器の破損による二次被害の心配もなくて安心です。
トイレ自体の取り付けや取り外しに不備があった場合、それが原因で水漏れが起こってしまうこともあります。
これは特に、ウォシュレットなどの温水洗浄式のトイレに起こりやすい原因です。
トイレに限らず、水漏れが起きたらすぐに対処しなければなりません。
なぜなら、水漏れの放置には以下のようなデメリットがあるからです。
水漏れは、放置すると必ず悪化します。
例えば、便器のひび割れで水漏れが起きた場合、水圧により少しずつひび割れが大きくなるのは想像できることです。
そのため、より大量の水が漏れてしまい、最終的には便器の形を保てなくなるでしょう。
部品の破損や劣化によって水漏れしている場合も同様で、水圧が破損部分を広げてしまうため、水漏れが悪化してしまいます。
水漏れが悪化すると、漏れる水の量が増えるだけではなく、修理費も高くついてしまうでしょう。
水漏れをしても直ちに対処したうえ、所定の決まりをクリアしていれば、水道料金の減免が適用されます。
しかし、放置した場合はこの限りではありません。
また、所定の決まりをクリアしていない水漏れの場合は、当然自腹で水道代を払わなくてはなりません。
貯溜水が少ないタイプの洋式便器に、少しだけ水が漏れている場合でさえ、1ヶ月につき約7,600円の損失です。
貯溜水が多いタイプの洋式便器だと、水面がわずかに動く程度でも約74,500円の出費が毎月続きます。
これを払い続けるのは現実的ではないため、水漏れを放置してはいけません。
【参考URL】
東京都水道局:「くらしと水道」
https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kurashi/trouble/rousui.html
水漏れを放置すると、床や壁にカビが繁殖します。 そして、カビを餌にするダニも増えてしまうでしょう。
これらは見た目や臭いに不快感を覚えるだけではなく、人体に多大な影響を与える可能性が否めません。
カビは空気中に漂ってしまうため、人間が肺の中に取り込んでしまい、ぜんそくや鼻炎、かゆみや過敏性肺炎、アレルギー性結膜炎などのアレルギー症状を引き起こします。
さらに、気管支肺アスペルギルス症や虫歯、水虫やクリプトコッカス症、癜風(でんぷう)などの感染症に陥ることも多いです。
特にクリプトコッカス症は真菌感染症として国内で最も頻度が高く、中枢神経系に播種してしまうと、命に危険があります。
他にも食中毒や肝障害、流産を引き起こすカビも存在しているため、人体には悪影響しかありません。
ダニに関しても、上記のようなアレルギー症状が出ることに加え、噛まれた部分から細菌が入り、悪化することも考えられます。
そのため、カビやダニの繁殖は人体にとって、とても恐ろしいことです。
水漏れをすぐに修理するだけで回避できる問題なので、放置することのないようにしてください。
一戸建てで水漏れを放置すると、床材や柱などの腐敗が始まり、さらにはシロアリの発生をも誘発します。
そして、集合住宅の場合はこれらの被害に加えて、近隣、特に階下の部屋への影響が多大なものになるでしょう。
それは、カビやダニ、材木の腐敗は自分の部屋だけにとどまらず、近隣や階下にも影響を与えます。
そのうえ、特に階下の部屋にある家財道具や電化製品が、湿気や水気によりダメになってしまうからです。
そして、万が一近隣や階下の部屋に住めなくなった場合は、ホテル代や引越し費用も負担しなめればなりません。
保険を使って被害額を賠償する場合は、使えなくなった家財道具などを、賠償責任を終えるまで加害者宅で預からなければならないこともあり、水漏れを起こした側の負担は相当なものです。
そのため、中には訴訟に発展することもあり、その場合の損害賠償額はかなり多額なものになるでしょう。
水漏れの放置は悪いことばかりです。
絶対に放置はせず、すぐに対処するようにしましょう。
トイレの水漏れを対処するには、まずは応急処置を順番に行うことが大切です。
その後で、個別の水漏れ個所を確認していきましょう。
まずは、水漏れをこれ以上ひどくしないために、応急処置をほどこしましょう。
リモコンやレバーなどで水が流しっぱなしになっている場合は、まず水を止めてください。
これは、トイレに限らず水回りの修理全てにおいて必須の工程です。
止水栓とは水道からトイレに供給される水をせき止めるためのもので、トイレタンクからトイレの壁へと伸びている給水管の中ほどにあります。
マイナスドライバーで回すことができるような一文字のくぼみがあるためか、ハンドルがついている、あるいは内側にマイナス型の溝があるかのどれかに該当するため、分かりやすいでしょう。
基本的にはそのくぼみにマイナスドライバーや専門工具を挿し込み、右に回すことで止水栓が締まります。
止水栓は、場合によっては固くて回しづらいことがありますが、そのような際にはより力の伝わる器具で代用することも可能です。
また、どうしても締めることができない場合には、トイレではなく家自体の水道の元栓を締めてしまうことでも水の供給を防ぐことができます。
元栓は、一軒家の場合は玄関先などの敷地内の地面に埋まった位置にあり、マンションなどの場合は玄関の横の小さな扉の中にあるでしょう。
次に、水漏れがどこから発生しているかを特定します。
タンク内や給水管、便器などを確認し、損傷や不具合があれば問題箇所としてピックアップしましょう。
トイレの外側には、給水管や排水管、また手洗い管などといったパイプがいくつかあります。
このパイプ付近からの水漏れはとても多く起こります。
これらの水漏れ原因は、接続部分のパッキンの劣化やナットの緩みなどが大半です。
応急処置が終わって、給水管や排水管から水漏れがあると判ったら、給水管や排水管の修理を、以下のような手順でやってみてください。
給水管や排水管の修理には、以下の道具が必要です。
これに加えて、必要があれば新しいパッキンを購入してください。
パッキンは同じ型番のものを使いましょう。
前述の通り、トイレの止水栓を締めれば、水漏れが一時的に止まります。
作業前に必ず行うようにしてください。
まず分解する前に、作業箇所の下にバケツを用意しておきましょう。
これは分解の際に管の内部の水が床に落ちてしまう可能性があるためです。
また、万が一水が飛び散った際にそれを拭くための雑巾も用意しておくとよいでしょう。
準備ができたら、まずは水が漏れ出している箇所のナットやバルブを締めてみてください。
もし緩みがあって締まるようであれば、それが水漏れの原因であったと考えられます。
ナットやバルブがしっかりと締まっていたようであれば、内部のパッキンが劣化により止水機能を損なっている可能性が高いです。
反対に緩めて分解し、パッキンを新しいものに交換しましょう。
パッキンを新しいものに交換したら、バルブやナットを締め直していきます。
このとき、締めすぎるとさらなる水漏れを起こす場合がありますので、心配な場合は都度、止水栓を開いて確認してください。
バルブなどを締め終わったら止水栓を再び開き、作業を始める前の状態に戻しましょう。
確認として、止水栓を開いてから一度トイレの水洗レバーをひねって水を流してみると、水漏れが直ったかどうかが明確に分かります。
トイレタンク内部の水漏れは意外と多い症状で、トイレタンクの中からちょろちょろと、水の流れるような音が聞こえることが多いです。
トイレタンクの内部での水漏れは、主に2パターンにわけられます。
それは、タンク内の水位がオーバーフロー管の先端よりも高い位置にきてしまっている場合と、タンクの底の排水弁であるゴムフロートが正常に機能していない場合です。
自分で修理が可能なので、以下の手順で行なっていきましょう。
前述の通り、まずはトイレの止水栓を締めます。
先に述べた通り、トイレタンクの内部の水漏れは2パターンの原因が考えられます。
水位がオーバーフロー管の先端を超えたことにより、オーバーフロー管から便器内に水が流れ込んでいるのか、あるいはゴムフロートが排水弁としての止水の機能を損なっているために水が便器内に流れ込んでいるのか、しっかりと原因を突き止めましょう。
原因かによって漏れ出てしまっている水の通り道が違うため、そこに着目すると分かりやすいかもしれません。
ただし、場合によっては両方の不具合が起きていることがあるため、注意深く観察することをおすすめします。
オーバーフロー管とゴムフロート、どちらからの水漏れかによって修理方法が異なるため、それぞれ解説していきましょう。
トイレタンク内の水位がオーバーフロー管よりも高い位置にきている場合、まずは聞こえる音を確認します。
水が1滴ずつポタポタと垂れている音がするのであれば、ボールタップの中のピストンバルブが劣化している可能性があります。
タンク内への給水を行っているのがボールタップですが、ピストンバルブが劣化していると止水の機能が果たせず、少しずつ水が漏れ出てしまうのです。
その場合はパッキンを新しいものに交換しましょう。
また、ボールタップの浮き玉に不具合が生じている可能性も考えられます。
浮き玉を持ち上げると水漏れが止まる場合は、浮き玉もしくは付随する支持棒やチェーンの不具合かもしれません。
原因に応じて適切な部品を交換対応する必要があります。
ゴムフロートは、トイレタンクの底部分にある止水弁の役割を果たすゴム製の部品です。
水洗レバーをひねることで持ち上げられ、便器内へ水が流れる仕組みになっています。
このゴムフロートが元の位置に戻らなくなったり、間に異物が挟まってしまうと、止水の機能を果たすことができなくなり、便器内に水が漏れ出てしまうのです。
またそのほかに、水洗レバーとゴムフロートをつなぐチェーンが絡まってしまっている場合などでも、水漏れが起こり得ます。
これらはどれも複雑な不具合ではないため、各部位をチェックし、原因となる箇所の修理を行うことで水漏れを解消することができるでしょう。
修理後、水漏れが止まったことを確認したら、最初に締めたトイレの止水栓を再び開きます。
止水栓を開けたら念のため再度、水漏れが止まっていることを確認しましょう。
チェックポイントとしては、水の流れる音が止まっているか否か、トイレタンク内の水位が正常かどうかなどです。
トイレの床が濡れているという症状の場合、原因として考えられるのは以下の3つです。
このうち上の2つは修理業者による修理が必要であり、自分で修理をするのは困難なため、修理業者へ依頼をしましょう。
便器と排水管の接続の不具合に関しては、専門的な道具を用意する必要があるものの、作業自体は素人でもできる範囲であるため、自分で修理するという手もあります。
以下でその手順を確認していきましょう。
ただし、便器はかなり重たいため、怪我や損壊のリスクがあり、あまりおすすめできる作業ではありません。
自信のない方は修理業者に依頼してください。
便器と排水管の接続の不具合を修理するには、以下の道具が必要です。
必ずマスクとビニール手袋を着用し、作業を開始してください。
まずは例のごとく、トイレの止水栓をあらかじめ締めておきます。
止水栓を締めて給水がされない状態をつくったら、トイレ内のすべての水を抜きます。
トイレタンクと便器内の水を抜くことになりますが、上から順にまずはトイレタンク内の水を抜き、その次に便器内の水を抜いていくという流れです。
便器の奥の方の水はなかなか抜くのが難しいかと思いますが、灯油などに使うポンプとバケツを使い、奥の方の水をバケツに排出していきましょう。
このとき、トイレットペーパーや汚物が残っていると、ポンプがつまってしまうため、事前にラバーカップなどで取り除いてください。
壁からトイレタンクへ伸びている給水管を外します。
その上で、床に便器を固定しているボルトを外してください。
白く突起のような形状になっているプラスチックカバーを外し、ナット2つとその下に固定してあるビス2つを外します。
万が一ナットやビスが腐食していたら、ナットブレーカーで割ってください。
便器とその下の排水管は、プラスチック製の「フランジ」という部品で接続されています。
そして水漏れの原因となるのは、その溝にある「フランジパテ」という部品の劣化です。
ホームセンターやネットなどで新しいフランジパテを購入し、交換していきましょう。
まずは取り付けられている劣化したフランジパテを、ドライバーなどを用いて取り外します。
フランジパテは固くなってこびりついているはずです。
しっかりとかつ、きれいに除去する必要があるため、落ち着いて作業してください。
古いものを完全に取り除いたら、新しいものを同じように取り付けましょう。
取り外した便器を、先ほどとは逆の手順で再び床に取り付けていきます。
まずは便器を元の位置に戻し、ボルトとビスを取り付けてください。
そしてトイレタンクに給水管を接続させ、最後に再び止水栓を開きましょう。
確認として水を流してみて、床への水漏れが解消されていれば、完了です。
トイレの水漏れを修理する前に、行っておくべきことが2点あります。
それは、水をしっかり拭き取ることと、結露対策も行うことです。
これらをしっかり行っておけば、修理中の事故を減らし、水漏れと結露の見間違えも緩和されます。
床が濡れている状態の場合、とても滑りやすく危険です。
修理の際に転倒などしないよう、雑巾やモップなどでしっかり水気を拭き取っておくようにしましょう。
トイレは空間内の湿度などによっては、結露する場合があります。
トイレが結露しているのを水漏れと勘違いしてしまうというケースもあるため、換気などをしっかり行って湿気を防ぎましょう。
結露しているのをそのまま放置してしまうと、カビが生えてしまう原因にもなるため、注意が必要です。
これまで記載した修理は、素人でも可能ではありますが、簡単ではありません。
水漏れ箇所の特定はプロでなければ難しい作業なうえ、バルブなどを締めすぎると、管内で圧力が増し、水漏れが酷くなることもあります。
また、パッキンなどの部品は、見た目が同じように見えるだけでは使えません。 少しでも違うものだとさらなる水漏れを起こすため、必ず同じ型番のものを購入する必要があります。
そして、前述の通り便器やタンクはとても重たい陶器です。
タンクの蓋でさえ、意外と重いため、少しでも難しいと感じたら自分で修理することを避け、修理業者に依頼してください。
修理業者に連絡する前に、応急処置を行いましょう。
トイレの止水栓を締め、ウォシュレットや暖房便座の電源を抜いてください。
そして、水漏れ箇所の特定を行ってから、修理業者に連絡しましょう。
ただし、水漏れ箇所が特定できなければ、無理に探すことはせず、直ちに修理業者に連絡してください。
応急処置が終わったら、修理業者に連絡します。
修理業者を選ぶ際は、ホームページがあるか否か、更新がまめに行われているかどうかもチェック基準のひとつです。
チラシだけで判断をせず、必ずホームページを見てください。
きちんとしたホームページとは言えない場合は、業者のある住所を調べてみましょう。偽の住所や住宅であった場合は、悪徳業者の可能性が高いです。
そして、ホームページで修理実績や料金表が載っているか否か、固定電話の番号が記載されているか否かも確認し、絞り込んでください。
修理業者への連絡は、電話だけではなく、メールやLINEでも受け付けている業者もあります。
自分で連絡しやすい方法を選びましょう。
修理業者へは個人情報はもちろん、水漏れ箇所や水漏れレベルなど、できるだけ詳しく伝えると、後の作業がスムーズです。
電話連絡の段階で簡単な見積もりも教えてもらえるので、この段階で他の業者と比較することもできます。
トイレの水漏れ修理には、以下のような相場があります。
急がない場合は、最低でも3つの修理業者に見積もりを依頼し、比較検討すると良いでしょう。
そして、以下の料金には部品代や清掃費なども込められていますが、別途基本料金が平均5,000円かかることを覚えておいてください。
作業内容 | 作業料金 |
---|---|
パッキン交換 | 1,000円~ |
水漏れ修理軽作業 | 4,000円~ |
その他部品交換 | 1,000円~ |
給水管加工 | 5,000円~ |
タンク内部品交換(タンク脱着無し) | 6,000円~ |
タンク内部品交換(タンク脱着有り) | 8,000円~ |
タンク交換 | 50,000円~120,000円 |
以上のような料金を目安に契約し、これよりも大幅に安い業者は、悪徳業者の可能性があるため、申し込まないようにしましょう。
なぜなら、悪徳業者は安い値段でお客を釣り、後から莫大な金額を請求する手口だからです。
もし、安い業者を家に招いてしまった場合は、以下のような素振りに注意をしてください。
上記のいずれかに該当する場合は、悪徳業者の可能性が高いと言えます。
契約を急がせる素振りがあったら、すぐに作業を断るようにしましょう。
トイレの水漏れなどのトラブルが発生して自分の力だけでは解決できなかった場合は速やかに専門の水道業者に依頼しましょう。
とはいっても数多くある水道業者の中から良い業者を選び抜くのはかなり大変な作業かもしれません。
「トイレ水漏れ」などで検索して情報が出てくる修理業者がすべて優良な業者であるとは限りません。
中には、表向きは良い業者を装って不要な工事をして多額の請求をするような悪徳業者も存在するので注意が必要です。
どの水道業者がいいか選び方がよくわからないという方のために、修理業者を選ぶ際にチェックしておくべき11のポイントをご紹介します。
まず確認するべきことは、自分の住んでいる地域が業者の対応エリアに含まれているかどうかということです。
都道府県だけ確認しても自分の住む市町村は対応エリア圏外だったというケースも少なくありませんので、必ず市町村までしっかり見るようにしましょう。
自分の住んでいる地域対応の水道業者を見つけることが第一のポイントです。
万が一、自分の住む地域に対応している水道業者が見つからない場合は、対応エリアではない地域まで出張してくれる業者を利用するのも手です。
しかし、そういった場合は業者が現場に駆けつけるまでに時間がかかる上に、追加料金が発生することもあるので、なるべく自分の地域に対応している業者を見つけるようにした方がいいでしょう。
水道修理業者を選ぶのであれば24時間365日いつでも対応可能な業者を選ぶことをおすすめします。
特に深夜や早朝にトイレのトラブルが発生した際、いざ選んだ業者に電話をしてみたらやっていなかったということにならないように、深夜や早朝でも対応してくれる業者を予め選んでおくと良いでしょう。
業者によっては深夜や早朝の出張・修理に対応はしているものの、料金が割増になる場合もあるので、ホームページをよく確認してみてください。
24時間365日いつでも対応可能で、深夜や早朝の割増料金がないまたは割増料金が少ない業者を選ぶことをおすすめします。
水道業者に連絡してからどれくらいの速さで駆けつけてくれるかも業者選びのポイントになります。
目安の到着スピードが各業者のホームページに記載されているはずなので確認してみましょう。
だいたいの業者は最短20~30分で現場に駆けつけると記載していますが、中には最短10分で駆けつけることを売りにしている業者もあります。
自分の住む地域と営業所の距離が近ければ近いほど到着スピードは早くなるので、水道業者の営業所がどこにあるかを調べておくとわかりやすいでしょう。
尚、ホームページに記載されている到着スピードはあくまで目安であり最短の時間なので、必ず記載されている時間で来てくれるわけではないということを理解しておきましょう。
修理料金も水道業者を選ぶ際に考慮するべき大事なポイントの一つです。
水道業者のホームページにトイレやキッチン、浴室などのトラブルを修理する際の料金の一覧が載っているはずなので、事前に確認しておくようにしましょう。
水漏れの修理料金の相場は4,000〜8,000円ほどで、それに加えて深夜や早朝、休日の割増料金や出張費などがかかることがあります。
上記の相場と比べて明らかに高い場合や安すぎる場合は注意が必要です。
修理料金が安いことがなぜ良くないのかというと、格安料金を謳っておきながら高額請求をする悪徳な業者が存在するからです。
また、悪徳業者とまではいきませんが、修理料金が比較的安いと思ったらその他に出張料金や見積もり料金が発生する業者もあるので、料金表の値段だけを見て判断せずに、ホームページの記載内容をしっかり確認しましょう。
優良な水道修理業者を選びたいのであれば、修理を開始する前に必ず見積もりを出し、依頼者が納得したことを確認した上で作業を始めるという流れを徹底しているかどうか確認してみましょう。
悪徳な修理業者に依頼してしまった場合は、事前に見積もりを出さない、見積もりはするものの最終的な請求額が見積もりの内容と異なる、といったトラブルにつながる可能性があります。
事前の見積もりや詳しい説明が徹底されているかどうかは、業者のホームページを見ればわかるはずです。
また、良心的な修理業者であればもしも事前見積もりをした際とは違う作業が必要になった場合や料金に違いが生じる場合は、詳しく説明してくれるはずですので不明点や不安に思うことがあれば遠慮せずに質問してみてください。
可能であれば、見積もり無料の業者3社に連絡をして見積もりを出してもらい、一番安い業者を選ぶようにするといいでしょう。
水道業者のホームページに水道局指定工事店の記載があるかどうかもチェックしたいポイントです。
水道局指定工事店とは、水まわりのトラブルが発生した際、水道法施工令に定められている基準に沿って、適切に修理ができるということを各自治体の水道局などに認められている工事店のことです。
正式名称は指定給水装置工事事業者と言います。
水道局指定工事店に認められる基準とは、給水装置工事主任技術者がいること、水まわりの工事に必要となる器材や資材がそろっていること、適切な工事及び事務手続きを行うことができる業者であることの3つです。
水道局指定工事店として認められている業者は信頼性が高いことがほとんどですが、指定工事店だから絶対に優良な水道業者であるとは言い切れません。
あくまで各自治体に水道工事をするための申請をし、指定を受けている業者ということになるので、指定工事店だから絶対に信用できるというわけではないことを注意しておきましょう。
水道業者を選ぶ際にはその業者の創業年数や施工実績もしっかりとチェックすることをおすすめします。
創業年数が長く、施工実績が多い業者ほど信頼できる業者である可能性が高いです。
有名な大手の水道業者や地域の住人から愛されている老舗の水道業者は、創業年数が長く、施工実績が多い傾向にあります。
ホームページで施工実績をチェックした際に、写真付きで施工例が掲載されている業者は修理作業のイメージもしやすくかなり信用できるでしょう。
しかし、創業年数が長く、施工実績が多い業者が必ず良い業者であるとは限りませんし、その逆も然りです。
新しくできた水道業者で創業年数が短く、施工実績もまだ少ないというケースも往々にあるので、他の情報もよく確認して検討するようにしてください。
水まわりのトラブルの修理をしてもらうことになった際に、一番気になるのは水道業者のスタッフの腕ではないでしょうか。
しかし、専門知識のない人が作業の様子を見たところで、作業員の技術がどれほど高いのか判断することは難しいでしょう。
そこで、おすすめのチェックポイントとして、水道修理に関する専門の資格を持っているかを確認するという方法があげられます。
特に、1級・2級建築会館技能士の資格は知識と技術の双方を合わせ持つ者でないと取得できない資格なので、この資格を取っているスタッフが多いかどうかをホームページで確認してみるといいでしょう。
また、水道業者の施工実績が多いほど、経験を積んでいるスタッフがたくさん在籍している可能性が高いので参考にしてみてください。
水まわりの修理が完了した後に同じトラブルが再発するというケースもあります。
また、納得のいかない点が浮き彫りになることもあるかもしれません。
せっかく修理をしてもらったのに完全に直っていないようでは困ってしまいますよね。
そのような場合でもアフターフォローが徹底されている業者を選ぶことで、追加料金なしまたは安価で再度対応をしてくれます。
トラブル再発の原因がスタッフの不手際や技術不足だった場合には、無償で対応してくれる業者が多いでしょう。
アフターフォローの有効期間や条件は業者によって異なり、アフターフォロー自体があるのかわからない業者もあります。
ホームページに書かれている内容を確認し、もし記載がない場合は電話などで直接聞いてみてもいいでしょう。
また、PL保険に加入している業者であれば、修理後に欠陥・被害があった場合でも損害を補償してもらえます。
ホームページを見ればどういった方針の企業なのか想像することができます。
たまに水まわり修理の費用に関する情報が全く掲載されていない業者も存在しますが、そういった業者は信頼性に欠けるという印象を受けるため、依頼したいと思わないですよね。
業者のホームページに記載されている情報の内容から業者の素顔が垣間見えます。
また、ホームページが長い間更新されていない業者は、長期的に運営する気がないまたは悪評を避けるために頻繁に名前を変えて営業しているなどの悪徳な業者である可能性があります。
もちろん、ホームページの更新頻度が少ない水道業者が全て悪徳業者であるわけではないですが、しっかりした業者であれば定期的にホームページのメンテナンスをするようにしている可能性が高いということです。
在籍しているスタッフや施工例などが詳細に掲載されていて、内容が濃いホームページの方が信頼できますよね。
水道業者のホームページに寄せられている口コミもチェックしておきましょう。
しかし、口コミの中には、不自然に高く評価しているものや営業妨害を目的とした悪意のある口コミもあります。
口コミの書き手の姿が見えない以上、口コミの情報が本当かどうかを判断することは難しいかもしれません。
紙にペンなどで手書きされた口コミや写真が添えられた口コミ、その業者の良い点も良くない点も書かれている口コミなどは信頼性が高いので参考にしてみるといいでしょう。
また、親族や近所の方などの身近な人の感想や評判なども参考にしてみてもいいかもしれません。
水道業者によっては割引のキャンペーンを行っている場合もあるので忘れずにチェックしてみてください。
初回限定の割引や、1週間前までに予約することで割引が適用されるといった条件つきのものもあります。
水まわり修理の依頼をする際に、ホームページを見たと伝えるだけで割引になるという業者もあり、業者によって割引の条件や価格は様々です。
少しでもお得に利用するために、割引キャンペーンを見逃さないようにしましょう。
トイレの水漏れやそれによって床が濡れてしまっているなどの症状には、さまざまな原因が考えられます。
これらは、外側からの処置や部品交換などによって対策することができますが、できるだけ修理業者に依頼するようにしましょう。
ただし、水漏れや床が濡れているなどの症状を見つけたら、直ちにトイレの止水栓を締め、ウォシュレットや暖房便座の電源を抜くことが優先です。
そして、水漏れなどの原因箇所を見つけてから、修理業者に依頼しましょう。
修理業者を選ぶ際は、急がずにきちんと確認をし、金額に納得できる業者を選んでください。
ライフサポートでは、携帯電話でも使えるフリーダイヤルと、メールでのご相談に対応しています。
修理後は、簡単なメンテナンス方法もご案内していますので、再発を防ぐことも可能です。
点検や見積もりは無料なので、少しでもお困りの際はお気軽にご連絡ください。
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