蛇口の水漏れが起きてしまった場合、まず自力で対処できないかと考える方も多いのではないでしょうか。
状況によっては最初から業者にお願いすべき時もありますが、蛇口の水漏れに対しての知識がないと判断が難しくなりますよね。
そこでこの記事では、蛇口の水漏れを自力で対処する方法を紹介しつつ、業者に依頼するべき判断についても解説していきます。
蛇口からの水漏れはできるだけ早く対処しましょう。
なぜなら、水漏れがあると水道代に影響するだけではなく、室内の湿度が上がるうえ、階下にも影響してしまうからです。
ただし、水漏れ対策をする前に行っておくべきことが3つありますので、解説していきましょう。
場所に構わず水漏れが起きたら、止水栓を閉めます。
止水栓の場所がわからなければ、水道の元栓でも構いません。
ただし、元栓を締めると家中の水が止まってしまうため、後からでも良いので止水栓を締めるようにしましょう。
蛇口の修理には以下の道具が必要です。
これらの道具はホームセンターで購入できます。
作業前に確認するポイントの最後は、蛇口の種類です。
蛇口の種類によって作業方法が違いますので、必ず確認してください。
蛇口の種類は以下の3つに分けられます。
このタイプの蛇口は、ひとつのレバーでお湯と水を使い分けられ、水の量や温度も調節できる便利な蛇口です。
そのため、キッチンや洗面所で多く使われます。
これは、お風呂場でよく使われるタイプの蛇口で、ハンドルがお湯と水に別れており、吐水口は一カ所です。
この蛇口は、左側に温調ハンドルが付いているタイプで、吐水温度をほぼ一定に保つという特徴があります。
そのため、使われるのはお風呂場です。
スパウト(吐水口に繋がる管)の上下から水が漏れている場合は、パッキンやスパウトの故障を確かめます。
これらに問題ない場合や、レバー下や吐水口からの水漏れは、シングルカートリッジを交換しましょう。
実は、レバー正面についている赤(温水)と青(冷水)のマークは、ネジのカバーも担っています。
これを、ドライバーや爪楊枝でひっかけて外すとネジが出てくるので、こちらも外しましょう。
レバーが外れたら、モンキーレンチを使ってスパウトカバーを外します。
このとき、TOTOの蛇口の場合は「TZ36」という専用工具があると、より楽に外せるでしょう。
スパウトを外して掃除をしつつ、傷がないかどうかを確かめてから、パッキンを交換します。
このとき、U状パッキンの場合は、上下の向きに注意してください。
最後に、分解したものを全てもとに戻せば完了です。
スパウトカバーを外すまでは、上記の「パッキンの交換方法」と同じです。
カートリッジが見えていますので、手で取り、新しいものと交換しつつ、掃除をしましょう。
全ての部品を元に戻して完了です。
特に多い故障個所はスパウトの付け根なので、パッキン交換で直る確率が高いです。
交換方法について見ていきましょう。
まずは、スパウトの根元にあるナットの緩みを確かめてください。
万が一ナットが緩んでいたら、一度締めてから、水漏れ有無を確認しましょう。
ナットに緩みがないようでしたらモンキーレンチで緩め、スパウトを外し、根本にあるパッキンを交換します。
このとき、Uパッキンの溝を本体側に向けて差し込むようにしましょう。
また、パッキンが痛んでいると本体側にパッキンのカスが残ってしまうことがあるので、部品を戻す前に一度確かめてください。
この蛇口の場合、水漏れしやすい箇所は、スパウトの根本、吐水口、シャワーホース接続部分です。
スパウトの根本、シャワーホース接続部分からの水漏れの場合はパッキンの交換で対処しますが、吐水口からの水漏れの場合は、バルブを交換します。
しかし、バルブはホームセンターでは購入できません。
メーカーに依頼してバルブを交換してもらうか、本体ごと取り換えるかのどちらかになります。
スパウトの根本のパッキン交換なら、ハンドル混合水栓の場合とやり方は同じです。
ここではシャワーホース接続部分について説明していきましょう。
まず、接続部分のナットに緩みがあったら締めて、水漏れ具合を確かめてください。
このナットに緩みがあると、これが原因で水漏れを起こしていることも考えられるためです。
ナットに緩みがない場合は、モンキーレンチでナットを緩め、シャワーホースを外してください。
すると、シャワーホースの内部と本体の接続部分の両方にパッキンが見えます。
これらは同じサイズのパッキンなので、一緒に取り換えると良いでしょう。
全ての部品を元に戻したら終了です。
上記の通りに対処しても状況に変化がない場合は、本体や配管の劣化、バルブの故障、つまりなどの可能性があり、素人には対応不可能です。
止水栓を締めたままにして、早めに修理業者に連絡しましょう。
蛇口の水漏れ予防のためには、定期的にパッキンなどの消耗品を交換するのが一番ではありますが、これは現実にはとても難しいことです。
そのため、蛇口で水漏れを起こしたら都度対応するしかありません。
焦らずに水漏れ箇所の特定をして、止水栓を締めましょう。
ただし、対処法が少しでも難しいと感じた場合や、自信がない場合はすぐに修理業者に依頼するようにしてくださいね。
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