お風呂の浴槽にお湯をはる際「なかなか水位が上がらない」、「時間がかかる」と思ったことはありませんか? この原因の多くは給湯器回りの不具合であったり、見えない部分からの水漏れによるものです。
そこで今回はお風呂の湯船の水位がなかなか上がらない原因についてご紹介したいと思います。
浴槽の底にある黒いゴム栓も消耗品であるため、長年使うとひび割れや欠け、変形などの劣化が生じてきます。
お湯をはるのに時間がかかるのはもちろんですが、入浴中にも不自然にお湯が減っていくようならまずゴム栓を疑いましょう。ゴム栓の表面が細かくヒビ割れていたり、大きな亀裂が入っていないかを確認してください。
また表面が削られて直径が小さくなっていることもあるので、栓がガタガタになっていないか、栓をした状態で容易に回ってしまわないか、ぐらつきはないかなどをチェックしてみましょう。
栓自体はホームセンターなどにも売っているので、排水口の直径に合うものを準備すれば自分で直すことも可能です。しかし間違ったものを選んでしまうと水漏れが発生したり、排水口を壊してしまう恐れもあるので注意してください。
給湯器の故障や調子が悪くなってしまうことで、お湯の水圧が弱まってしまうことがあります。またお湯をはっている最中に洗い物をしたりして、ほかの場所でお湯を使用したり、冬場著しく水温が低い場合などは一時的にお湯をはるのに時間がかかることがあります。
さらに給湯設備からお風呂までの距離が遠い場合も水圧の低下などから慢性的な問題が生じることも考えられます。
確認方法としては、給湯器にエラー表示などが出ていないか、給湯器の容量(号数)が合っているかなどを確認してみましょう。家族が増えたり、同時にお湯を使う機会が増えた場合は給湯器の容量が小さく追い付いていないことも考えられます。目安としては2人家族で16号、4人家族で24号程度の大きさです。
故障であれば修理が必要になりますし、容量不足や設置不良によるものであれば、新しい給湯器の設置を見直すことになります。どちらにしても専門業者でないと判断が難しい部分でもありますので、業者に相談してみると良いでしょう。
追い炊き機能が付いた給湯器では、湯船に循環口というものが取り付けられており、そこからぬるいお湯を吸い取り、給湯器で熱くしてから湯船に戻すシステムが組まれています。
湯船から給湯器まで往復のパイプが取り付けられているとイメージしてもらえればわかりやすいかと思います。
循環口回りのパイプと湯船の接続部分や、給湯器へ接続されている循環経路で水漏れが発生すると、取水口からお湯が少しずつ流出し、水位が下がっていきます。
お湯をはるのに時間がかかるのはもちろんですが、お風呂の栓も問題ないにもかかわらず、お湯の水位が少しずつ下がってしまう場合は循環口や循環経路から水漏れが発生している可能性があります。これも自分で確認するのは難しいので、専門業者に相談するようにしましょう。
なかなか水位が上がらないと感じたり、入浴中に水位が下がってしまうようなことがあればまずは当社にお問い合わせください。無料でお見積りいたします。
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