排水管の掃除を定期的に行うことは汚れをキレイにするだけでなく、排水管のつまりを予防することにも有効です。しかし間違った方法で掃除をしてしまうと排水管を傷つけてしまうなどトラブルの原因にもなるので注意しなければいけません。今回は排水管を掃除する方法やポイントについてご紹介いたします。
よくあるのが排水管を数カ月掃除しないまま放置してしまい、掃除が大変だったというケース。放置してしまうと汚れが落ちにくくなり、さらには掃除をするのに時間がかかってしまいます。
一方、定期的に掃除をしていれば、汚れも比較的簡単に落とすことができますし、短時間で済ませることができるので、排水管の掃除は少なくとも2~3週間に1度は行うようにしてください。
排水管の掃除を行う前にまず行わなければいけないのが、排水口の掃除。排水口に溜まっているゴミはキレイに取り除いてください。この際に気を付けなければいけないのが、ゴミを排水管に落とさないようにすること。できればバケツなどを用意して別の場所で洗うようにすると良いでしょう。排水口の部品をよく洗ったら、市販の漂白剤などで除菌し、乾かしておくと汚れがキレイに落ちます。
排水管の掃除に必要なものは、ビニール手袋と配管用のブラシです。排水口回りの汚れは使い古しの歯ブラシなどで事足りますが、排水管を掃除する場合は柄の長いブラシや、ひどいつまりを解消するワイヤーのついた専用のパイプクリーナーなどが必要です。配管の種類や形状に合わせたものを使用するようにしましょう。
排水口を外したら排水管の掃除を行います。表面や見える部分は歯ブラシや柄の長いブラシを使って優しくこすります。見えない部分やカーブしている部分の汚れを落とすには、専用のパイプクリーナーを使いましょう。無理はせず水の流れに問題がなければ、あえて奥まで掃除する必要はありません。奥に入らないからと力を入れて押し込むとパイプを破損させてしまうこともあるので注意してください。
ワイヤーを使うタイプのパイプクリーナーは、パイプの素材や形状に合わせたものを準備する必要があります。掃除方法にもコツが必要で、素材に合わないタイプのパイプクリーナーを使ったり、無理に奥に入れようとするとパイプが破損してしまう恐れがあります。
また排水管自体を取り外したり分解してしまうと、水漏れなどの原因となりますので、行わないようにしてください。よく「熱湯を流すと効果的」という話もあるようですが、熱湯はパイプを変形させる原因になりますので絶対に流してはいけません。お湯を使うのであれば40度程度のぬるま湯で掃除を行うようにしてください。
排水管の掃除は定期的に行うことが効果的ではあるものの、非常にデリケートな部分ですので上記を参考に注意しながら掃除を行うようにしてください。万が一トラブルが発生した場合はすぐに当社までご相談ください。
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